それでも旅へ行く。

釣りや昆虫採集の自分用日記です。自分用ですが、私と仲良くして頂いている方は是非覗いて行ってくれると嬉しいです。

青い桜に魅せられて2年目(アオ編2)

2020年3月、再び幻の魚を追った。昨年は悔しい思いをし、今年こそ釣るぞ!と意気込みだけは充分。今年はポイントを皆で話し合い開拓し、納得する場所を選んだ。  

 

ちなみにこの間、鯉竿でのファイトに慣れなていない俺は、友人に付き合って貰いながら昨年購入した巨鯉HH525Bで魚を掛けて特訓したりもしていた。

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鯉は数本釣らせて貰いながら、とりあえず竿の操作性やギミックの確認をした。まあ今まで短い竿ばかり使っていた俺にとっては未知の世界。正直勝手が違うので苦戦もしばしば。。。


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にしても綺麗な鯉。意識して見るとめちゃくちゃ整ってる綺麗な魚だ。

 

鯉の次はアオには及ばないけど、そこそこ重量級なターゲット、ソウギョ


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こちらに関してはまあ、引かなかった笑。首降りが強いので竿の慣らしにはなったとは思う。でもソウギョ自体普通に嬉しい。実は釣れてくる殆どがメーターといわれるソウギョでさえ、メーターを切ったのしか釣れたことなかった私はこいつが初メーター。良い練習相手でした。


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あんまり太くなく、スラッとした魚体。

 

そんなこんなで、本命を掛けてばらさないように竿の扱いはしっかりお勉強してきた。まあ、本命は先の2匹とは桁違いだからまだまだ不安しかなかったんですけどね笑。

 

そんなこんなで3月1日から今年も釣り開始。


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初日はまだかなり寒く、水面には靄がかかっていた。その日は唯一友人の竿のセンサーがなったが正体はサギくん笑。ただただラインにぶつかっただけだった。

 

そこから2週間、自分は参加する事ができなかったが、その間に友人が事件を起こしていた。

160センチ×2本を同日に釣り上げていたのだ。ヤバすぎる。。。160オーバーは話を聞くに幻の更に幻。前よりは狙いやすくなったとは言うが、見れない人は一生見れないサイズらしい。。。ああ、、見てみたかったなあ。一度で良いからそんなヤバイやつ見てみたい。。

 

そんなこんなで2週間後からは私も出撃。この日は今年から参戦した友人と三人で川辺で過ごす。

この日もアタリはあり、友人の竿にアタリがあるもフックアップしなかったり、自分以外の二人にはしっかりと反応があった。翌日、雨がシトシトと降りしきる中、今年初挑戦だった友人の竿にアタリ、無事に本命をゲット!


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まさかの初挑戦でゲット!すげえ強運!私は今シーズンは生で見る初のアオだったので、今年は魚の数が多いと一安心。

この日は雨足も強まったので、この魚をリリースし、ラーメン食べてすぐに帰路についた。

 

翌週も参加。

この週はついに自分の仕掛けの付近や上に本命が躍り出る、去年を思い出させる場面に出くわした。これは期待できる!

川辺で緊張の時を過ごす。が、なかなか餌に食いついて貰えない。この週は友人が一本追加し終了。

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最後まで自分の餌には食いついて貰えなかった。

更に次の週も友人が1本釣り上げ、またまた魚の姿を拝むことが出来た。

 

自分が釣れてないとはいえ、毎週本命が見れるとか、去年1年間から見たら絶対あり得なかったし、完全にこの魚の虜になっている俺は、見れるだけでも幸せではあった。 

でもさあ、俺も釣りたい。

せめて魚からの反応がほしい。自分のどこに原因があるか、何が悪いか。改めて底探りからやり直しても、良い場所にもうちこめているし、本当にわからなかった。

わからないけど、突っ走るしかない。もう今シーズンの挑戦も終盤に差し掛かっていた。

その翌週は大雨の為、私は釣りを断念。

二週間後に再び挑んだ。

 

いつものように川辺に立ったが、どうもおかしい。川の雰囲気が変わっていた。なんといっていいのか、口で表すのが難しいが、なにか先週までとは違う。。。そんな感じがした。

不安を覚えながらも、釣り開始。毎朝ボコボコ跳ねていたアオの抜けが、この日はどうも見られない。

友人とアメナマを釣ってすごす



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まあ、本当にどこにでもいるし、餌を投げれば1分と待たずにアタリある。暇潰しに遊んでくれる相手としては、良い魚だなあ。

 

しばらくして川辺で寝て過ごす。起きて隣を見ると。。。


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う、、牛???なんか牛がいてずっとこっちを見ながらう○ちをボトボト垂らしていた。

イビキうるさくてごめんね。。。

草をバリバリ食べていたり、こっちガン見してきたり。仲間だとでも思われたかな。いうて俺と牛の違いって角があるかないかくらいだから大差ないか。

なんて釣れなすぎてよくわからない事さえ頭に浮かぶようになってきた。いっそ牛になりたい。

 

なにも起こらず最終日昼頃、風がかなり強くなり自分の竿のセンサーが何度も入ってしまうようになった。

3回目くらいのセンサーON。もう友人とお互い、また風だよーなんてダラダラ竿に向かっていた。

すると、どうにも俺の竿がユラユラ揺れ、糸が引き出されていく。

まじか!!魚だ!!

二人で声を揃えて驚き、私は生まれたての小鹿を超えるくらい脚がガクガク震え、ウェーダーが履けない笑。

なんとか履けたタイミングで魚はまだ沖に向かって進んでいた!すかさず竿を持ちフッキング!!

のった!!!

友人がランディングの準備を始める。

しかし、、、

軽い。アオこんなに軽いか?ん?バレてる?もはや手応えさえ感じない軽い引き。

 

すると水面からひょっこりと魚が飛び出してきた。正体は鯉。今まで殆どが本命のアタリだったので、本命以外の魚を見たのは久しぶりだった。


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いやあ、嬉しいんだけど、本当は。。。

初めてタニシで釣れた魚だったので嬉かった反面、本命ではなかったことにがっくり。

普段は正直、釣れればなんでも嬉しいんだけど今回ばかりはね。。


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でもめちゃくちゃ綺麗な鯉でしょ?

「間違ってはないかも知れないけど、まだまだ君には早いよ」

って鯉くんが伝えに来てくれたのかな。。。

悔しかったけど、答えに近づく1匹になったのかなと、そう考えると前進できたような気がした。

この週はこの鯉を釣り上げ終了。

翌週も私のワガママを聞いてもらい、出撃したものの、友人に鯉。後はアメナマ釣りで終了。


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これにて、2020年シーズンは幕を閉じた

今年も釣ることができずに終了してしまった。この時は、もう正直自分で出来ることはやってきたつもりでいたし、もう何故釣れないのか全くわからなかった。

それと同時に今までのどの魚よりも苦戦する事になると確信した。

でも、昨年の最後に誓った、釣るまで諦めないは曲げるつもりもない。釣れない事で得れる事もあるし、なによりまだまだたった2年目だ。

いつか絶対にこの魚を抱いて見せる。再びそう決意をし、現場を離れた。

多分今の俺、釣れたら絶対泣いちゃうだろうな笑。


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友人のアオとの別れのシーンが、とても胸を熱くする。

 

いつか必ずいや、来年、必ず釣るぞ。